九周年のつどいアピール(案)             

 韓国・珍島沖のフェリー「セウォル号」沈没事故は、急成長を遂げた韓国社会の矛盾を
象徴する事故であり、事件です。IMFの要求を受け入れ、行った経済政策の転換が韓国
国民の安全や命を顧みないものであったことを白日の下に晒すことになりました。
 積極的平和主義ということばが使われています。「力こそ正義だ」と言いたい安倍首相
でさえ、国民の共感を得ようと「平和」ということばで本質をかくしています。国民意識
に強く刻まれた平和を願う心は、小説、映画、演劇、テレビドラマや漫画に至るまでわが
国に深く根づいています。平和こそがわが国が世界に誇れる文化です。今なお戦乱に生き
る人たちにとって、まさに希望ではないでしょうか。
 騙されてはなりません。秘密保護法の制定、武器輸出三原則の見直し、さらに集団的自
衛権の行使容認は、立憲主義を無視した、わが国の平和文化への挑戦であり、平和文化の
破壊です。日本国憲法は、侵略戦争への反省と悲惨な戦争体験から、徹底した平和主義を
定めるとともに、国民一人ひとりの人間らしい暮らしを大切にするというところに出発点
をおいたものであることを、今一度、声を挙げて訴えなければなりません。
 「徴兵は命かけても阻むべし母・祖母・おみな牢(ろう)に満つるとも」この短歌は、
1978年9月18日付朝日新聞「朝日歌壇」で掲載されました。作者は、石井百代(も
もよ)さん(1903年1月3日〜1982年8月7日)詠んだのは75歳のときでした。戦争で夫や
子どもを失った多くの女性たちの共通の思いでした。この思いに依拠した運動の輪を広げ
ましょう。
 戦後69年に及ぶ平和も壊すのは簡単です。一発の弾丸です。一発の弾丸によって壊すこ
とができます。撃たせてはなりません。撃たれてもなりません。犠牲となった若者を利用
する姿が想像できます。靖国神社への送葬の列と「この尊い命を無駄にするな!」と叫ぶ
安倍首相の姿です。
 自らは決して傷つくこと無い高みからの演説であることはいうまでもありません。逃げ
るときは、誰よりも先に逃げる、あの船長の姿こそ、集団的自衛権を叫ぶ人たちの姿であ
ることを心に刻みましょう。そして、わが国の平和文化こそわが国を守る最強の盾である
ことを誇りとしましょう。

  2014年6月15日
                             参加者一同



広告 [PR]  再就職支援 冷え対策 わけあり商品 無料レンタルサーバー